夢幻泡影な日々

内向的で偏屈でガノタな一般人、えすえふ。の生活や趣味や思うところを徒然なるままに書きとめる場所。

本屋の売り場の話

こんばんは。

親戚に不幸があり年末の浮かれた気分が吹き飛んでしまったさいえんすふぃくしょん。です。

気落ちしないためにナラティブを2回観に行ったり(今度感想書きたいなー)、ディケイドライバーに手を出しちゃったりと散財気味で少々ダウナー気味でございます(;´Д`)。

 

今回は、最近本屋さんで思った事をつらつらと書いていきたいと思います。

 

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 私は、わりかし本屋さんが好きなのですが、そのなかでもとりわけ漫画コーナーが好きです。漫画コーナーを見ていると、近年になるにつれて「露骨になっているなぁ」と感じます。
 何をもって「露骨」と定義するかは、趣味嗜好等主観の入るところなので、千差万別であると思います。私は、①エロ・グロなどの直接的な表現を表紙などでしているもの、②表紙には直接的に描いていなくとも本のタイトルがエロ・グロを露骨に表現しているもの、が増えてきたなぁと感じたため、以前より「露骨になった(グイグイ来るようになった)」と感じます。

 露骨になること、それは決して悪い事ではありません。

 

 まずもって、エンターテインメントにエロ・グロの刺激はつきものであるし、出版不況の昨今、その様な手段を前面に押し出すことは購買意欲につながるのだろうということは容易に想像できます。(同様のことはスマホゲームなどにも言えるかも。エロい(格好の)キャラ、増えてます。)


 前面に押し出すということは、ゾーニングのしやすさにも影響します。本屋さんからすれば、過激な本を少年誌・少女誌コーナーから遠ざけることもしやすくなります。露骨なデザインにあえてすることで、少年が買いにくくなるといったこともあるかもしれません(堂々と買って読むツワモノが多かったりするかもしれないけども……)。

 

 私は、PTAや学校の先生などがよく言う「青少年に悪影響論」は、眉唾物だと考えている(そもそも、フィクションを現実と混同して実行してしまうのなら、漫画以外にも影響されるであろうから、「有害図書」云々は自制を身に付けさせられなかった教育の失敗の言い訳だと思っています)ので、やれ悪書が~などとは思いません。

 

 ただ、なんというか、「こんなにも開けっ広げになっているのか!?」と感じることは多々あります。そして、その開けっ広げに対して、一抹の寂しさとかを感じちゃったりするわけです。
 それはやはり、私が中坊のころの、こう、少年漫画を眺めるフリをして「ふたりエッチ」みたいな漫画をチラチラ見ていた記憶*1とか、河原に落ちてたエロ本をみんなが見て見ぬふりをして素通りしつつやっぱり戻ってきてみてた記憶*2とか、そういう古のアホだった自分の懐かしい思い出が、今の子は無いのかなぁというそういう寂しさなんだと思います。(そんな背徳感は感じる必要なんてないかもしれないな、とも思いますが

 そして、「エロ・グロは有るけどオープンにはしないよ」という時代に育ったがゆえに、最近の開けっ広げな店頭に場違い感を感じているのでしょう。

 

 だから、正直、今回の意見は、今の人たちからすれば「老害」的に思われるのだろうと思いますが。あえて言いたい、

「ちょっと露骨すぎない!?」

 

 分かっています、諸々の事情があることは。

 エロもグロも、大好きですとも。

 だけど、ちょっと露骨すぎる。

 いまや、ライトノベルコーナーや青年誌コーナーはエロ本かっ!ってな具合の本のオンパレードです(もちろんそういう描写のないマンガもいっぱいある事は分かっていますが、言葉の綾ということでひとつ)。

 そりゃぁ大好きです(二回目)。大好きなんですが、漫画コーナーに入るたびに「あれ?メロンの18禁コーナーだったか」(これは言い過ぎですが)と感じるのはどうなのかと思います。

 少年誌なら少年誌相応(しずかちゃんの入浴シーンなど)、青年誌なら青年誌相応(多少のサービスシーン?)くらいなら安心して読んでいるんですが、時折、「あれ!?これ成人誌でやるべきじゃないの?」というのがあったりして。そういったときに出くわすと、(成人誌で読む分には大好きなジャンル・表現でも)私は少々エグみを強く感じてしまうのです。(あくまで私個人の感想です)

 


 だから、少々露骨さを抑えてもらえると嬉しいなーという話でした(オチが弱い)。

 

 

*1:筆者が子供だった当時、ふたりエッチはマンガと言い張って買えるらしいエロい本として中学生男子の間で有名だった。なお、実際に買う勇気のある者は筆者の周りにはいなかった。

*2:だいたい友達に出くわして妙な緊張感に包まれた謎の間合いの探り合いが始まる